慶應義塾大学三田メディアセンター

ラテン語祈祷書 15世紀写

ラテン語祈祷書  15 世紀中頃写  羊皮紙
[Latin Psalter for Sarum use], [c. 1440]  115 leaves : vellum

ラテン語祈祷書

ラテン語の祈祷書で、聖人名列、交唱聖歌つき詩篇、雅歌、ソールズベリ典礼に従った死者聖務によって構成されています。聖人名列に、ロンドンの修道院長ヨハン・アスピロンと推察される死亡日が記載され、また、装飾文字に用いられた光沢のある金色にハアザミ模様を配した意匠はロンドンで流行していたことから、本書は15 世紀中頃にロンドンで制作されたと考えられます。書体の違いにより、3 人のよって写本制作が分担されたことも分かります。主な本文は、アングリカーナ・フォルマータ書体で書かれており、ロンドンの工房で職業的な訓練をつんだ写字生による仕事と思われます。 [120X@582@1]