慶應義塾大学三田メディアセンター

へブル語聖書トーラー写本 18世紀後半写

へブル語聖書トーラー写本  ブハラ 18世紀後半写 1巻 羊皮紙  
[Hebrew torah and a large silver and gold semi and original precious stone sat torah case]  1 roll : parchment ; 42 cm. + 1 case.. [17--]

へブル語聖書トーラー写本

18世紀後半ブハラ(ウズベキスタン)由来の、ヘブル語聖書トーラー(旧約聖書の最初の五つの書)の写本及びそのケース一式です。写本は鹿皮の羊皮紙に記されています。ケースは銀メッキされた真鍮製でトルコ石やルビーなどの貴石が配され、メノラー(七枝の燭台)やブドウなどの宗教図像がデザインされています。ケースの両端には、トーラーを説明する言葉がヘブル語で記され、ケースの上部につけられるリモニーム(ざくろ)と呼ばれる鈴や写本を読む時に用いられる指示具ヤドも完備しています。シナゴグ礼拝では、本資料のようなトーラーの巻物を聖櫃から取り出し、提示し、会衆が朗読することが中心行事となっています。「書物の宗教」として知られるユダヤ教では、書かれていることを誤りなく守り行うために聖書研究が発達し、膨大な戒律が形成されてきました。トーラー写本はその基礎となるものとして神聖視され、特別な資格を持った書字生(ソーフェリーム)が厳格な規則に従って書き写すことが決められており、さらにその写本の真正性を保つためマソラと呼ばれる学者集団が形成されました。[140X@48@1]