慶應義塾大学三田メディアセンター

図書館展示室 展示情報(読み継がれる源氏物語)

第348回企画展示

「読み継がれる源氏物語」



『源氏物語』は平安時代中期に成立し、その後およそ千年に渡って読み継がれてきました。
紫式部の自筆も含め、同時代の人々が読んだ『源氏物語』の本文が実際どのようなものだっ
たかは、現在ではわかりません。しかしながら、人々が筆写した写本によりこの物語は綿々
と伝わっていきました。鎌倉時代には、筆写を重ねた結果生じた様々に異なる本文を整える
作業が行われ、今日まで伝わる定本が作られました。江戸時代には、印刷術が普及すること
で、より多くの人々が『源氏物語』の世界を共有することができるようになりました。また、
平安時代末期以降に現れる絵巻など、文学以外の色々な分野への影響も見られ、それは現在
に至るまで続いています。
 今回ご紹介するのは三田メディアセンターで所蔵する『源氏物語』に関する資料の一部で
す。貴重書室所蔵の資料には、『源氏物語』そのもののほか数多くの注釈書や研究書があり
ます。遥かな時を超え今もこの物語が輝きを失わない理由は、何よりも『源氏物語』そのも
のの魅力にあるのでしょう。『源氏物語』に魅せられた先人の業績とともに、華やかな世界
をお楽しみください。


会期:

2019年7月8日(月)~8月7日(水) (予定)


展示場所・開室時間:

慶應義塾図書館(三田・新館)1階展示室
 ※どなたでも見学可能です(入場無料)
開室時間: 平日:9:00-18:20 土曜:9:00-16:50
 ※休室日:日・祝日・図書館の休館日

ギャラリートーク:

下記の日程でギャラリートーク(展示解説)を開催します。
講師:佐々木孝浩教授(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫 文庫長)

2019年7月17日(水)13:30- 
2019年7月25日(木)14:45-



主な展示資料:

・[源氏物語] 54巻    [紫式部] [著]  [江戸初前期]写 綴葉装 54帖  慳貪箱入り [132X@158@54@1~54]
・[源氏物語]存巻末摘花    [紫式部] [著]    伝後京極良経筆    [鎌倉中期]写    綴葉装 1帖  [132X@191@1]
・小倉山百人一首(外)   [藤原定家] [編] [江戸前期]写 1冊 奈良絵本 [132X@172@1]
・絵源氏 6巻欠巻5    [紫式部] [著]  [江戸前期]写 巻子装 5軸  [132X@189@5] (一部の巻を展示)
・紫明抄 10巻 存巻1 素寂 著 [鎌倉末南北朝]写 1冊 綴葉装改装
結び綴 [132X@102@1]
その他、外国語に訳された現代書も展示します。

 

主催:

慶應義塾大学三田メディアセンター展示委員会
 

次回展示予定:

「インキュナブラの時代—慶應義塾の西洋初期印刷本コレクションとその広がり」
(第30回慶應義塾図書館貴重書展示会ダイジェストⅠ)
会期:2019年8月下旬~10月上旬)

過去の展示情報(当年度+過去3年度分)

展示室を使用した展示企画について(展示室使用申請要項)

過去の展示における配布資料のうち現存しているものについては、
「三田メディアセンター館内展示目録」(図書館1階レファレンスコーナー、請求記号:RA@090@Mi501@1-1~)に
収録しております。
収録されている資料の一覧は
こちらからご覧いただけます。
こちらに収録されていない、最近数年間の資料については、レファレンスカウンターで保管しておりますので、
お申し出いただければご覧いただけます。

 


※2020年度分の展示室使用申請の受付を開始しました。
(受付期間:2019年4月2日より2019年7月31日まで)